あなたは、過去の嫌だった出来事を、受け入れられていますか?
恐らく、そんな嫌なことは、思い出したくもないし、
簡単に受け入れらないのが現実ではないでしょうか?
私は、目の前で自分の父親が逮捕されるのを、
何度も… 何度も… 何度も… 何度も…
見たことがあります。
こんな事など、大したことではない。
テレビや新聞ではよく見聞きもするし、
世の中には、よくありがちな事であり、
もっと辛い思いをする人、
不幸な人なんて沢山いるはず…
これが、自分にとっての、
平凡で平和な日常なんだと、
心をだまして、感情を塞ぎ込み、
心のバランスを取ろうとしていました。
悲しみの感情を、表には出さないように振る舞い、
周りをだまし、自分をだまし、
ヘラヘラ笑っては、誤魔化していました。
「お前の親を知っているぞ…」
「お前の親は刺青をしているだろ…」
「お前の親は暴力団なんだって…」
「お前の親は薬物依存なんだろ…」
「お前の親は犯罪者だ…」
「お前は犯罪者の息子…」
「お前も犯罪者だ…」
そんな言葉が耳に入ったり、
また、その事がバレたらどうしようと、
心がざわつき、動揺し、いつも混乱していました。
いつまでも、過去の出来事を受け入れられず、
隠すことで、自分の可能性を自ら潰していました。
そんな過去を受け入れ、
そして、手放すことが出来たのは、
瞑想と瞑想を学んだ講師のお陰でした。
過去の悲しみの感情や、怒りの感情を全部受け入れることで、
手放すことも、自然と出来ました。
少しずつですが…
先へと進むことが出来るようになれたんです。
嫌だった過去の思い出、出来事なんて、
本当は、自分で作り出した、
幻想であってどうでもよかったんだと、
隠す必要もなかったんだと…
人は、過去は決して変えられませんが、
未来というこれからの人生は自分の行動次第で、
誰でも必ず変えることは出来ます。
私がそんな悩みを、瞑想によって手放せたからこそ、
様々な悩みで迷っている人たちの力になりたい。
それが、私の使命であり、
そう在ることが、
今はもう、亡くなってしまった、
父親に対して精一杯の親孝行だと思っています。