野外でも瞑想はできますか?
質問にお答えします。
実際には、瞑想を野外では殆どやりません。
古代ヴェーダの瞑想法は、五感の働きを最小限に抑えることが重要です。
ご存じのように、五感とは視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五つです。
これらを、最小限に抑えることで、
自分の内側へと…
内側へと入っていく瞑想法だからです。
リラックス効果がありそうな自然の音や風景など、
森の香り、波の音、滝の音、太陽光、川のせせらぎ
心地よい潮風、小鳥のさずり、
これらは、瞑想の妨げとなって、
瞑想中に五感がそちらに向いてしまう為
本来はよくありません。
また、虫に刺されたりすると、
意識がかゆみに向いてしまいます。
リラクゼーションの目的として、
自然にふれ五感を刺激することは、
いいことだと思います。
そうすることで感覚が研ぎ澄まされ、
直感力も上がります。
自然に囲まれ、森の香りや息吹、
波の音や風の感じながら…
目を閉じるのって、本当に気持ちいいですよね。
ヴェーダ瞑想の目的は、
自分の意識を変え、知識を変え、行動を変え、
本来の自分の持っている力を発揮させる。
つまり、それによって今の悪い現状を打破し、
自らの力で現実世界をよくすることです。
画像のように、
イメージ的に瞑想中の写真を野外で撮ることは、
確かにあります。
なぜなら、ヴィジュアル的にいいから(笑)
本来は、静かな室内の快適な環境が望ましいので、
もし野外でやる場合は、できるだけ快適な季節を選び、
快適に瞑想できる状況を確保しつつ、
念のため耳栓や虫除けを持参しましょう。